嚢胞性病変を鑑別するときに、どのモダリティだとどういうことがわかるか、という視点でまとめてみました。
日常診療ではそれぞれ単独で読影されてしまうことが多く、組み合わせれば簡単に診断に至るのに、一つのモダリティだけが重視されて誤った診断をされてしまうケースがたまにあります。放射線読影レポートがつき自分でも読めるCTやMRIは重視されやすく、やってる人しかわからない腹部エコーやEUSは軽視されがちな印象です。
肝機能をみるときにASTやALT単独で見ずにAST,ALT,ALP,GGTをセットで評価するのと同様、画像も組み合わせで評価することをおすすめします。