高所から射る弓、圧倒的に有利・2021年3月27日、矢戦実験・第二回

2021/03/31 に公開
視聴回数 15,208
0
0
2021年3月27日、神奈川県小田原市のサドルバック牧場のスポーツ流鏑馬スクーリング「馬上弓くらべスクール」のお昼休みに、アーチェリー用のスポンジ鏑を装着した矢を使って高低差のある戦場での矢戦の実証実験を行いました。二回目の開催です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08LGV1HBD/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_ZQ1ENH8Y09F4ZASNYF0W
矢にはAmazonで買った「アーチェリーハント」用のスポンジが付いていて中っても痛くはないのですが、やはり、敵から狙われていると恐怖で、落ち着いて弓が引けません(ちなみにサバイバルゲーム用の般若の面はスポンジが当たった時、硬い面全体が顔に当たってきて、かえって痛いそうです)。
使用したスポンジ鏑矢は重さ48.3gで矢尺は107cm (スポンジ直径55mm/19.3g + イーストン2015、シャフト自体の長さは99cmで重さは29g)。矢は互いに拾って射返しているので共用。ただし弓は違っています。下から攻め上ってくる方の弓は、並寸、竹の塗り弓/重籐、引尺85cmで弓力24kg。上から射下ろす方の弓は、弓力12kgのグラスファイバーでした。
スポンジ鏑は重くて、空気抵抗が大きく、特に下方から射上げると、映像で見てわかるように24kgの弓でも矢筋はヘロヘロです。
実戦で使われた鎧も貫通する鏃を付けた根矢の重さはスポンジ鏑とほぼ同じ50gくらいでした。空気抵抗は少ないとはいえ、特に下方から射上げるとしたら40-50kgくらいの弓でないと、鎧を貫通するほどの矢勢は出せなかっただろうと思われます。

スポンジ鏑矢戦の実戦的な練習と時速42キロの騎射映像 https://youtu.be/Q2ZxalLeahw
山城攻めには欠かせない弓を背負って切岸を登る術  https://youtu.be/BnCh2TuuoHc