「南海トラフ地震との関係調査するマグニチュードの基準未満」気象庁が会見 愛媛・高知で最大震度6弱の地震【会見冒頭】
視聴回数 34,731 回
0
0
気象庁は午前1時10分から会見を開き、愛媛県と高知県で最大震度6弱の非常に強い揺れを観測した地震について、地震の規模を示すマグニチュードを速報値の6.4から暫定値で6.6に更新しましたが、南海トラフ地震との関係を調査するマグニチュードの基準値以下の地震としています。
【会見冒頭】
それでは、ただいまより、令和6年4月17日23時14分頃の豊後水道の実施についてご説明いたします。
この地震で震度6弱を愛媛県、高知県で観測しております。揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害の危険があります。
今後の地震や雨に十分注意し、危険な場所には入らないようにお願いいたします。
それでは地震の概要です。地震の発生時刻は、4月17日23時14分 現地時刻も同じです。
マグニチュードですが、6.6。これは速報値の6.4から更新しております。発生場所ですが、豊後水道の深さ39キロ。これは速報値で、報じました深さ50キロから更新しております。
発震機構ですが、東西方向に張力軸を持つ正断層型の地震と考えております。こちらも速報になります。震度です。最大震度6弱を
愛媛県、愛南町、高知県宿毛市で観測しております。この他、中部地方から九州地方にかけて震度5強から震度1を観測しております。
地震の活動の状況です。この地震の発生以降、震度1以上を観測した地震が合計8回発生しております。
うち震度4の地震が1回。震度3の地震が1回。震度2の地震が2回。震度1の地震が4回となっております。
長周期振動ですが、高知県西部で長周期地震動階級2を観測しております。
次に、防災上の留意事項と今後の見通しです。この地震による津波の心配はありません。揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情がない限り、危険な場所に立ち入らないなど、身の安全を図るよう心がけてください。
また、この地震ですが、南海トラフ地震の想定震源域内で発生した地震ですが、南海トラフ地震との関係を調査するマグニチュードの基準未満の地震です。
なお、地震活動等については、引き続き、気象庁で注意深く監視しております。
今後の地震活動の見通しです。過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は、1割から2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意してください。
特に今後2〜3日制度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。
次のページですが、震度分布図と推計震度分布になります。震度6弱を愛媛県と高知県でそれぞれ1ヶ所ずつ、震度5強を観測しているところが、愛媛県で2ヶ所、他広い地域で震度5弱から震度1を観測しているところになります。
次に、長周期地震動階級の観測状況です。この地震で長石地震動階級の2を高知県の西部で観測しました他、階級1が西日本のこういった場所で観測されております。
緊急地震速報の発生状況です。
この地震で緊急地震速報の警報を、第一報、地震発生後、5.5秒で発表しております。その後、警報の第2報を、16.4秒後に、こういった地域で発表しております。
地震の発生のメカニズムですが、今回の地震はフィリピン海プレート内で発生した東西方向に張力軸を持つ正断層型の地震と考えられます。発震機構解です。東西方向に張力軸を持つ正断層型という形になっております。なお、発震機構解では、モーメントマグニチュード6.2と推定しております。
今回の地震活動です。こちらがマグニチュード6.6の地震になりますが、その後も、今現在わかっているところで、活発な地震活動が継続しているというところがわかります。発生場所の詳細になります。こちらに、左側の地図で示したところの四角の部分の断面図を示しておりますが、フィリピン海プレートが沈み込んでいるところの、この内部で発生した地震と考えております。
この地域では、こういった形で、継続的に地震活動が続いていたことがわかります。
今回の地震周辺の、過去の主な地震活動になります。この真ん中の図の、四角で囲んだエリアではマグニチュード6.5の地震が度々発生していることが、これからわかります。
参考資料になりますが、周辺で想定されている海溝型の地震ということになりますが、先ほどもお示ししました通り、想定されている南海トラフ地震の想定震源域の中で発生している地震です。
ただ、今回の地震は、規模が南海トラフ地震の発生を検討する基準以下の地震というふうに考えております。
最後に発表した情報などについては、こちらの各ページをご覧いただければというふうに思っております。私からの説明は以上です。
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/
▼チャンネル登録をお願いします！
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1
▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://www.tbs.co.jp/news_sp/tbs-insiders.html
▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://www.tbs.co.jp/news_sp/toukou.html
#ニュース #news #TBS #newsdig
【会見冒頭】
それでは、ただいまより、令和6年4月17日23時14分頃の豊後水道の実施についてご説明いたします。
この地震で震度6弱を愛媛県、高知県で観測しております。揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害の危険があります。
今後の地震や雨に十分注意し、危険な場所には入らないようにお願いいたします。
それでは地震の概要です。地震の発生時刻は、4月17日23時14分 現地時刻も同じです。
マグニチュードですが、6.6。これは速報値の6.4から更新しております。発生場所ですが、豊後水道の深さ39キロ。これは速報値で、報じました深さ50キロから更新しております。
発震機構ですが、東西方向に張力軸を持つ正断層型の地震と考えております。こちらも速報になります。震度です。最大震度6弱を
愛媛県、愛南町、高知県宿毛市で観測しております。この他、中部地方から九州地方にかけて震度5強から震度1を観測しております。
地震の活動の状況です。この地震の発生以降、震度1以上を観測した地震が合計8回発生しております。
うち震度4の地震が1回。震度3の地震が1回。震度2の地震が2回。震度1の地震が4回となっております。
長周期振動ですが、高知県西部で長周期地震動階級2を観測しております。
次に、防災上の留意事項と今後の見通しです。この地震による津波の心配はありません。揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情がない限り、危険な場所に立ち入らないなど、身の安全を図るよう心がけてください。
また、この地震ですが、南海トラフ地震の想定震源域内で発生した地震ですが、南海トラフ地震との関係を調査するマグニチュードの基準未満の地震です。
なお、地震活動等については、引き続き、気象庁で注意深く監視しております。
今後の地震活動の見通しです。過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は、1割から2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意してください。
特に今後2〜3日制度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。
次のページですが、震度分布図と推計震度分布になります。震度6弱を愛媛県と高知県でそれぞれ1ヶ所ずつ、震度5強を観測しているところが、愛媛県で2ヶ所、他広い地域で震度5弱から震度1を観測しているところになります。
次に、長周期地震動階級の観測状況です。この地震で長石地震動階級の2を高知県の西部で観測しました他、階級1が西日本のこういった場所で観測されております。
緊急地震速報の発生状況です。
この地震で緊急地震速報の警報を、第一報、地震発生後、5.5秒で発表しております。その後、警報の第2報を、16.4秒後に、こういった地域で発表しております。
地震の発生のメカニズムですが、今回の地震はフィリピン海プレート内で発生した東西方向に張力軸を持つ正断層型の地震と考えられます。発震機構解です。東西方向に張力軸を持つ正断層型という形になっております。なお、発震機構解では、モーメントマグニチュード6.2と推定しております。
今回の地震活動です。こちらがマグニチュード6.6の地震になりますが、その後も、今現在わかっているところで、活発な地震活動が継続しているというところがわかります。発生場所の詳細になります。こちらに、左側の地図で示したところの四角の部分の断面図を示しておりますが、フィリピン海プレートが沈み込んでいるところの、この内部で発生した地震と考えております。
この地域では、こういった形で、継続的に地震活動が続いていたことがわかります。
今回の地震周辺の、過去の主な地震活動になります。この真ん中の図の、四角で囲んだエリアではマグニチュード6.5の地震が度々発生していることが、これからわかります。
参考資料になりますが、周辺で想定されている海溝型の地震ということになりますが、先ほどもお示ししました通り、想定されている南海トラフ地震の想定震源域の中で発生している地震です。
ただ、今回の地震は、規模が南海トラフ地震の発生を検討する基準以下の地震というふうに考えております。
最後に発表した情報などについては、こちらの各ページをご覧いただければというふうに思っております。私からの説明は以上です。
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/
▼チャンネル登録をお願いします！
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1
▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://www.tbs.co.jp/news_sp/tbs-insiders.html
▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://www.tbs.co.jp/news_sp/toukou.html
#ニュース #news #TBS #newsdig
