「火焔太鼓」八代目 橘家 円蔵

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「火焔太鼓」
商売下手な古道具屋の主人が古びた太鼓を大名に売りに行くという滑稽噺。元は江戸時代からある小噺を明治末期に初代三遊亭遊三が少し膨らませて演じた。この遊三の高座を修行時代に楽屋で聴き覚えた五代目古今亭志ん生が、昭和初期に多量のくすぐりを入れるなどして志ん生の新作といってもよい程に仕立て直した・・・

八代目 橘家 圓蔵
1960年代から1980年代にかけて「ヨイショの圓鏡」の異名で落語家としてもラジオスターとしても一時代を築いた。頭の回転の速さからなぞかけを得意としテレビやラジオなどの放送番組で人気を博す。得意のなぞかけから自宅の表札の裏に「そのココロは?」と書いてあるとも噂された。また頭の回転を活かした頓知も発揮し大喜利やクイズでも逸早く回答して「早いが取り柄の出前と圓鏡」「早いと言えば、圓鏡か新幹線か」と自称した。強度の近視のため黒縁眼鏡を掛けたまま高座に上がっていたがこれは従来の寄席演芸のタブーを破るものでトレードマークになった。

Music:BGMer http://bgmer.net