朗読：山本周五郎「一粒の真珠」

朗読：山本周五郎「一粒の真珠」
「寝ぼけ署長」とあだ名される署長の元へは、日毎に市民からの相談が寄せられます。その中に、強く娘の無罪を訴える母親の来訪を受けたことから、署長はとある富豪の家で起こった、首飾りの紛失事件に関わることになるのでした。

※本作の登場人物
五道三省：「寝ぼけ署長」と渾名される某市警察署長
私：署長の秘書役を務める職員
太田：司法主任
森田杉：中沢家の小間使い
森田みき：杉の母
西山文次：杉の婚約者である建具職人
中沢万三郎：名家であり、市の有力者
中沢由美子：万三郎の次女
沖原忠造：名家出身の市長
沖原忠雄：忠造のひとり息子
青田勇作：クラブ「香蘭社」のマネージャー

◎用語の補足
逐鹿戦：政権や地位を争うこと、遁辞：言い逃れや口実、検非違使：平安時代の警察・裁判機構を担った役職、ベネディクティン：フランス酒を主したリキュールのひとつ、D・O・M（ドム）：フランスを代表する薬草系リキュール、アペリチフ：食前酒

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