【たまには音楽理論】1周回って「T・D・S」って何? ~コードに"機能"なんて実は無い⁉~

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作曲家のトイドラが、コードの機能であるトニック(T)・ドミナント(D)・サブドミナント(S)について深掘りします。
その結果、本当は和音機能なんて存在しないかも?という結論に至りました。

質問・意見はコメントにて。

☆☆☆訂正☆☆☆
2:47 から、C-minor key のVIIの和音は「Bb7」です! 「B7」は誤りなので、訂正いたします。
4:50 で、「クラシックでは III の機能は定義されていない」と述べましたが、これはやや正しくない説明でした。
島岡譲(1998)の「総合和声 実技・分析・原理」によると、序盤の実技編・分析編では III の和音の機能は定義されていませんが、終盤の原理編において、DあるいはTであると言及されています。
一応言及されている以上、定義されていないとは言い切れないでしょう。
とはいえ、結局あいまいな機能を割り当てられているので、定義されていると言い切ることもできませんが……。


0:00 「T・D・S」とは
2:45 ダイアトニック・コードの機能
9:40 実は"諸説ある"和音機能
10:24 機能があいまいなコードの例
18:33 実は無根拠な「T・D・S」
21:31 トイドラ的「T・D・S」の定義
23:16 和音機能、グラデーション説

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作曲家のトイドラ → https://tomita-haruki.studio.site/

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