ウクライナ東部ハルキウ州の街バラクリヤが8日、ロシア軍から解放された。住民らの胸中では、安堵(あんど)と悲しみが交錯している。
数カ月にわたったロシアの占領中、ロシア軍は市内の警察署を占拠し、拷問を行っていたとされる。拘束されていたという男性は、電気ショックを受けながら尋問されたと証言した。
ロシア軍に射殺されたとみられる男性住民の母親は、「プーチンに聞きたい。なぜ息子を撃ち殺したのかを」、「あの人は私たちの子どもを殺しただけでなく、その母親である私たちをも殺した」と訴えた。
BBCのオルラ・ゲリン記者が解放されたバラクリヤの街を取材した。