【合戦解説】小田原城の戦い 伊勢 vs 山内上杉 〜 伊豆国主に就いた伊勢宗瑞は伊豆の完全統一そして足利茶々丸討伐を成すため扇谷上杉家に近づく 〜

2021/10/28 に公開
視聴回数 907,861
0
0
時は 室町時代から戦国時代へと変わる頃

明応2年(1493年)4月
有力守護大名 細川政元による『明応の政変』が起き 室町幕府 第10代将軍 足利義材から 11代目 足利義澄への 強引な将軍擁廃立が行われ、再び細川政元が管領として政を動かしはじめた。京を追われることになった足利義材は 越中守護代 神保長誠に庇護され、その後 周辺の越後上杉氏、越前朝倉氏、加賀富樫氏らが義材派に付いたことで「越中公方」として 室町幕府や細川政元に対抗する姿勢をみせた。
一方 新将軍となった足利義澄は 母と弟を殺めた 堀越公方 足利茶々丸を恨み、茶々丸討伐と堀越御所破却を 幕臣であり今川家客将となっていた 伊勢新九郎に命じた。
新九郎は領土や名誉欲しさに伊豆へ討ち入るのでない事を誓うため 大徳寺で出家し 名を 早雲庵 伊勢宗瑞と改め「伊豆討入り」を決行
異変を察知した茶々丸が御所から逃亡したため 宗瑞は茶々丸討伐に失敗するも、堀越御所を破却し 伊豆の守護大名として拠点を伊豆韮山城に移し伊豆の全統治を進めつつ逃げた茶々丸の捜索を継続した
将軍家である堀越御所襲撃が大きな騒動に発展しなかったのは 周辺の情勢に助けらたからでもあった。
関東では 相模・南武蔵を支配する扇谷上杉が 北武蔵を領する関東管領 山内上杉と激戦を繰り広げており、甲斐国では 嫡男 武田信縄と その弟 油川信恵とで 家督騒動が起き伊豆に目を向けられる状況ではなかったのだ。
宗瑞は伊豆国主になったことで 近隣の情勢に巻き込まれていくことになる・・・

イラストご提供
・千代丸、菊寿丸絵 史環(あや たまき)様
http://shihuan.main.jp/

チャンネルメンバーはこちら
https://www.youtube.com/channel/UCt3u21GWUjaNt5WV0TIjrpw/join

[ご覧になられる方へ]
※個人制作となりますので誤字脱字等ありますことご了承ください
※番組内に登場する忍キャラは、ユキムラが楽しむスマホ版ゲーム『みんゴル』でユキムラが愛用するキャラクターとなります。ぜひ「みんゴル」もやってみてね!
※通説に基づきつつも一部ユキムラ流に脚色を加えた合戦解説となります
※合戦や物語の出来事は諸説あります
※制作の都合上全ての情報や登場武将を網羅してはおりません
※登場人物名は改称時期に拘らずわかり易い表記で記載しております
※演出時に大きな音が出る場合があります
※2021年時点での歴史資料を元に作成しております

#戦国時代 #合戦 #歴史 #北条早雲