【日本文学の朗読】水野仙子『輝ける朝』~われら、死の傍観者たち!今にも心中しようとしている母子を前に、病室のベッドに横たわる私は苦しみ、隣室の男たちは息を詰める~

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#青空文庫#短編小説#朗読#女声

*作品紹介*
三十歳の若さで病没した作者の、晩年の作品です。
入院していた「わたし」は、ある日、隣室の患者の話し声を聴き、その見舞客が、たった今おそらくは心中しようとしているかもしれない母子に出会った事を知る。線路に向って突進していった母子。二人を助けようか、いや、せっかく良くなってきた病を再び悪化させてまでも、吹雪の中を飛び出してゆけるのかと、心惑うわたし。
どうぞ最後までお楽しみ下さい。