【1時間】夜の雰囲気に合うサックスバラードⅡ [ Street Live Take ]

2023/01/13 に公開
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0:00 We are all Alone
day1
思っていることを言葉にした瞬間に言いたいことと違ったと感じる時がよくある。言葉にしてしまうと特定され過ぎてしまい、そうではなかったと時間を戻したくなる。
思っていることだけで会話をしようとすると自分の考えの痛さに耐えられず冗談ばかり言ってしまう癖もある。大体、人と長い時間話した後に1人になると誰も気にしてないだろうに何であんな事を言ってしまったんだと悔やむ時間が必ずある。
そんな事を思おうが思わまいが、ただ時は過ぎ終わりに向かうだけであるのに、自分に起きた出来事が世界のすべてのように感じてしまうのが人間の性質なのかもしれない。


4:26 Story
day2
地球と宇宙は繋がっていてどこからが地球、宇宙なんて境界線はないはずなのに、言葉にしてしまうとそれらが別のものとして捉えてしまうのが言葉の難しいところだと感じる。もしかすると言葉というものが分断を生むきっかけになっていることもあるのではないかと思ったりもする。
音楽は伝えたい何か、思っている感情を、具体性を持たずとも大枠の想いで表現でき、さらに歌詞の持たないメロディは受け止め方の幅がより自由でそれぞれの受け止め方をして頂けるところが大きな魅力であるのかもしれないと感じたりしてる。


9:10 I Love You
day3
これまで自分の事しか考えずにやってきた。自分の好きなことは何か、どういう状態が自分にとって幸せか。そんな思考のもと行動をしてきた結果、見て下さっている方々に何かを感じて頂けているのは、本当に幸せな事だと感じている。元々自分が何か強い影響を受けた時はどんな時だったを考えてみたら、表現者が何かに没頭しオーディエンスなんて意識していないような気迫を目の当たりにした時だったかもしれないと思った。


13:27 I Look to You
day4
何者にかになれたわけでも何でもない今の僕だが、求められているものを探し続けそれに合わせて表現していくようでは期待は越えられないのかもしれないと思う。内から湧き上がる何かを強い想いで取り組んでいった矢先にようやく人様に何かを感じて頂けるものなのかもしれないと思う。そう思うと結局はいつの日までも孤独でいる必要があるのかもしれない。
と、人様の曲の力を借りて活動している自分がこんな事を述べたところで説得力も何もないのだが、どこかで辻褄を合わせれば良いと言い聞かせ今できることを日々発信している。


17:48. Can You Feel the Love Tonight
day5
コメント欄を見ていて、皆さまそれぞれの人生、日常に色んなシーンがあると日々感じている。余命宣告をされた方。家族に先立たれてしまった方。または愛する子供に先立たれてしまった方。安定しない日々の仕事に不安を感じながら一人生きている方。本当に沢山の人生があると感じる。そんなそれぞれの想い、人生を知ると、少しだけこの世を知れたような気持ちになる。共有して頂けることをとても有難く思う。
YouTube上での出会いは実際のストリートでの出会いと似ているところがあると感じる。沢山の人や物が行き交う中で僕のサックスの音を見つけて下さり本当に嬉しく思う。


22:04. 366日
day6
このイントロの音声に残されたストリートでのその場の音が妙に好きで落ち着く。
誰にも求められていない場所で演奏し、良いと思って頂けた方々に聴いて頂く構造はとても心地がいい。その対照的なスタイルであるコンサートというものを成立させることに今現在課題を抱えている。今年はそこの部分にフォーカスを当て「良いコンサートとは」ということに向き合い取り組んでいきたいと考えている。


27:47. 粉雪
day7
今まで再三自分のパフォーマンス、現在していることに満足出来ず、という話をしてきてしまったわけだが、ある日僕の演奏なんかでも(というと好きでいて下さっている方がいるとするならばその方々に失礼な話ではあるが)本当に好きでずっと聴いて下さっているという話を聞く機会があった。
これまでコメント欄で有難いお言葉を目にする度に、嬉しい気持ちは勿論大いにあるのだがやはりどこかで、とはいえ、という自分の思いが何か変わるということはなかった気がしている。
その感情を例えるのならば、髪を切った後に自分で似合っていない、失敗だ、と思った時に、周りから「髪切ったね、とても似合っているね」と言われても疑ってしまい素直に受け止められない気持ちに似ている気がする。(余計わかりづらい気もする)
しかしその時はその人がそう感じて下さり日頃聴きたいと思って下さっている感情は現実として真実なわけで、そう思うと、そうなのか、と思うことが出来た。自分の動画をゆっくりと丸々見返したことはこれまでなかったが、本当にそう思って聴いて下さっている方がいるという事を実感すると初めて見返すことが出来た。
だから何なのかという話であるし、小さな心境の変化をわざざわ大袈裟だなとも思うし勝手にしろよと自分でも思う。まあ書くことがなくなってきたという事である。


32:00 白い恋人達
day8
何か大きな目標に向かって生きなくても生きているだけでいいだろうし、何かを成し遂げたくて頑張る人生もいいだろうし、要はこの一回の人生自分の好きなようにすればいいと思う。そう思うように行動できる人生の時点で恵まれているから言える事だとも思う。
よく子供に何かをさせたいだとか、こうなって欲しいといった類の話を耳にするが、それはご愛嬌としてもお話であればいいなと何目線かわからない自分なんかは思ったりすることがある。
自ら生まれたいと思って生まれてきたわけではない一人の生命を尊重しその子の思うように、好きなように生き、生まれてきてよかったと思ってもらえることが親としては一番の幸せなような気がする。
しかし好きなようにさせてもらえる環境が必ずしも皆にとって幸せに生きれる状態とも限らないということがこの世の難しいところなのかもしれない。
一体自分はどの立場から意気揚々と何を語っているのだろうか。


36:42. 瞳をとじて
day9
他人の行動や言動に違和感を感じたとする。しかしその人のバックボーンを知ると納得できること、納得は出来ないけれど理解できることはあるかもしれない。違和感を感じたその対象の人と同じ環境で自分が生まれて育っていたら、果たして今の自分の思考とどのくらいの乖離があるのかよく考えてしまう。乖離どころか大きく違う人になっている可能性の方が高いだろうと思う。
なぜなら人は生きてきた環境や人に影響を受けながら自分が形成されていくと感じているから。
そう思うと身の回りで何が起きても全て受け入れ体制になってしまうが、それは危険でもあり、なぜならば全てを環境や他人、要は運命のせいに出来てしまう気もする。
このことについての今とりあえずの自分の答えとしては法律の世界に生き従いながら、同時に道徳を知るということなのかもしれないと思っている。


42:24 糸
day10
[作成時に飛ばしてしまっていた為、2023.1.25 追記 ]
最近はずっと寒い。一段落したから、またストリートへと繰り出そうと思った矢先に凍えるような寒さで外での演奏は難しそうである。そんな時期が来ると前々から分かってはいたがそこまでの対策をしておくことができなかった。来年はこの時期に暖かいオーストラリアかスペインに吹きに行くのもいいのかもしれない。
これまで街で演奏してきたが、場を海外に移し、それをコンテンツにすると気を衒った事をしているように自分で思わないか、という懸念点があった。
自分の活動の手段としてストリートライブをさせて頂いているのに、動画を伸ばす手段として海外で吹いているようであれそれは優先順位がおかしく感じてしまい、音楽を道具として見ていないか、と考えてしまい、それは非常に卑しいと自分で感じてしまうだろう。
しかし、ただ単純に言葉や価値観の違う国で演奏し、何か感じて頂く事ができるのかは大変興味がある。いつも行動の前に必要以上に考えてしまう癖があるが、ある程度まで考えて煮詰まったらすぐに行動してから軌道修正すれば良いのであろう。
次の更新まで思ったよりも時間がかかってしまいそうなのが今落ち着かないところであるが、今しかできない事を進めていきたいと思っている。



45:30. 恋に落ちて
day11
自分が何歳でこの世を去るのかを、もしも知れるとするならば知りたいと思う。そんな不可能なことを考えても意味のない事だとはわかっているが必ずその時が来るという事実を思うと、日常からふと目が覚める。
意味もなくとにかく長生きしたいとも思わないが、長らく続いているこの神秘的かつ不思議でしかない世界を少しでも長く見ていたいとも思う。(表現うざい)


50:44. The Rose
day12
結局自分に出来ることなんて今日やるべきことをやる、ということ位なのだが、その小さな積み重ねで少しでも周りの方々に何かを感じて頂ける人生は幸せな人生なのかもしれない。

そう思うと本当に皆様に感謝の気持ちでいっぱいである。

定型分として終わりの言葉に感謝の気持ちを添えているのではなく、僕は身をもって街ゆく方々に助けて頂きながら今日まで生きてくる事が出来たという実感がある。
どこのタイミングでどのように知って頂けたかなんていうキッカケは僕からすると勿論何でも嬉しいわけであるが、5年前、ストリートを始めたての頃からコンサートに足を運んで下さっているお客様から、今も尚先日リリースしたCDを買って下さり感想の連絡頂けた時に、改めて自分は幸せで恵まれた人生であると強く実感した。

自分の人生で関わる周りの方々とこれからも深く繋がって生きていきたいと心から思う。そのためには上辺ではなく、やはり自分の理想に向かって日々精進していく必要があると感じる。

なのでまた明日からも頑張りたいと思う。



2023.1.13

サムネイル写真 ©︎Ryosuke Sono
- photographer / videographer https://www.ryosukesono.com


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2023.9.2(土)19:00~ 最新アルバム「Best of Street Live」発売開始

https://shop.saxinthenightcity.com

他前回アルバムやオリジナルTシャツも販売中。
詳しくは上記のURLから。


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細川慎二 Shinji Hosokawa
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