【朗読まとめ】吉川英治 鳴門秘帖 【二、江戸の巻】   ナレーター七味春五郎  毎週木曜夜八時配信中!

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『一、上方の巻』朗読まとめ↓
https://youtu.be/cC1MvMtUeR8
『二、江戸の巻』朗読まとめ↓
https://youtu.be/OKgkdDJ3By4
『三、木曾の巻』朗読まとめ↓
https://youtu.be/FpdmyRnqDn4
『四、船路の巻朗読まとめ』↓
https://youtu.be/kTTrs90MUzs
『五、剣山の巻朗読まとめ』↓
https://youtu.be/yyaKmNGeCO0
『六、鳴門の巻』朗読まとめ!
https://youtu.be/buZ3jAJl4Ig


大阪毎日新聞に1926年から連載された、長篇伝奇小説です!
 倒幕の陰謀、宝暦事件から十年。事件の真相をさぐるべく、阿波に潜入した公儀隠密「甲賀世阿弥」の行方は知れないままだ。
 世阿弥の行方をさがす男たちが、倒幕の密書〖鳴門秘帖〗をめぐって、闘争を繰り広げる一大絵巻。お聞きください!

■特設ページはこちら!
https://marutakesyobou.com/?p=3741&preview=true

■用語集
水口……台所
鉄砲笊……細長い円筒形のざる
客死……キャクシ・カクシ・旅先または外国で死去すること
答え……イラエ
二天一作の五……九九の一つ。物を半分ずつにわけること
被布……ヒフ・着物の上にきる外衣
蠱惑……コワク・たぶらかすこと
チボ……関西などでのスリ・巾着切りの呼び方
三世相……占いの一つ。または、その結果を記した書物
水調子……三味線の弦をゆるくはり、調子を特に低くした物
紅舌……コウゼツ・美人の口元、弁舌
意馬心猿……いばしんえん・煩悩妄念などで、心が乱れること
薫梅……クンバイ
聞香……ブンコウ・聞き香
碧落……ヘキラク・青い空。
端厳……タンゲン・姿などが整っていて威厳のある様
夢寐……ムビ・眠って夢を見ている間
禍因……カイン・わざわいの起こる元
さはあれ……そうではあるが。されど
悩乱……ノウラン・悩み苦しんで心が乱れること
晦冥……カイメイ・暗闇
ならい……北風
火塵……カジン
落莫……ラクバク・物寂しい様
鏘然……ショウゼン・水の音がさらさらとうつくしく聞こえる様
いなさ……東南風
ちょぼいち……いんちき。でたらめ
陥穽……カンセイ・策略。わな。
けだし……まさしく。たしかに。思うに
耽溺……タンデキ・不健全な遊びに溺れること
火難……カナン・火事
獄吏……ゴクリ・監獄の役人
愛執……アイシュウ・愛する物に心がとらわれて離れられないこと
がんぜない……あどけないさま。無邪気なこと
放縦……ホウジュウ・思うままに振る舞うこと
池泉……チセン
馥郁……フクイク・よい香りが漂っている様
鳩渓……キュウケイ・平賀源内の雅号
榾……ホタ・小枝や木切れ
普化僧……フケソウ・普化宗の僧
木履……ボクリ・木靴
美言……ビゲン・巧みに飾った言葉
無人……ブニン・人が居ない。人手が足りない
行乞……ギョウコツ・托鉢
如月……キサラギ・陰暦二月
東風……コチ
四分一……シブイチ・銅三、銀一の割合で作られた日本固有の合金
さなきだに……そうでなくてさえ、ただでさえ
苦衷……クチュウ・苦しい心の内
上書……ジョウショ・上の者に、意見を述べる為の書面。
奸曲……カンキョク・心に悪巧みがあること
烏滸……オコ・おろか、ばかげていること
下問……カモン・自分より身分地位の低い者への質問
近所合壁……隣り近所
衷情……チュウジョウ・うそいつわりのない、本当の心
おばこ……少女
渺茫……ビョウボウ・遠く遙かな様
紙背……シハイ・文書に示されない、奥に隠された意味
魔魅……マミ・人をたぶらかす魔物
躁狂……ソウキョウ・浮かれ騒ぐこと

■登場人物
○法月 弦之丞 (のりづき げんのじょう)…… 主人公・大番頭の若様。
○甲賀 世阿弥(こうが ぜあみ) ……隠密組宗家。阿波に捕らわれている。
○見返りお綱(みかえりおつな) ……江戸のスリ。
○お千絵(おちえ)…… 世阿弥の娘。弦之丞に想いを寄せる。
○蜂須賀 重喜(はちすか しげよし) ……黒幕とされる徳島藩第10代藩主。
○天堂 一角(てんどう いっかく) …… 阿波の原士
○お十夜 孫兵衛(おじゅうや まごべえ)…… 辻斬り。元阿波川島の原士。ソボロ助広の大刀を使う。常に、風呂に入る時も、お十夜頭巾をかぶっている。
○旅川 周馬(たびかわ しゅうま)…… お十夜孫兵衛、天堂一角と共に法月弦之丞をねらう。お千絵に横恋慕しており、江戸の屋敷に監禁する。総髪でニキビ顔。
○俵 一八郎(たわら いっぱちろう)……天満組同心。宝暦の変の黒幕が蜂須賀家ではないかと進言し、阿波の内情を探っている。鳩使い。
○常木 鴻山(つねき こうざん)……元天満与力。俵一八郎の上役。宝暦の変の黒幕が蜂須賀家ではないかと進言し、阿波の内情を探っている。
○万吉(まんきち)……目明し。鴻山や俵の部下。十手持ち。
○平賀 源内(ひらが げんない)……作品では讃岐出身の医師として活躍する。
○竹屋 三位卿 有村(たけや さんみきょう ありむら)……徳島藩に居候している公家。行動的で頭も回り、武芸も得意である。宝暦事件の首謀者であった。
○三輪と乙吉(みわ と おときち)……角兵衛獅子の姉弟。
○唐草銀五郎(からくさぎんごろう)……江戸の瓦屋だが、傾く甲賀家とお千絵のことを心配し、世阿弥を探しに阿波に向かう。
○多市(たいち)……銀五郎の子分。孫兵衛に斬られ重傷を負う。
○お米……川長の娘。労咳を病む。
○お吉……万吉の妻
○九鬼弥助……阿波のお船手組。
○森啓之助……阿波のお船手組。
○宅助……啓之助の仲間
○たみ……お千絵おつきの女中

○紋日の虎……お綱の父
○お才……お綱の母
○半次……使い屋。お十夜らの部下
 
■山県大弐の活躍する、山本周五郎の「夜明けの辻」はこちら↓
https://youtu.be/Q9AbUKM73zY

■原士
 というのは、現実にあった職制のようで、郷士のようで郷士でなく、藩の在地家臣として、れっきとしたもの。当初は原侍ともよばれ、原地を賜ったことからきているらしいです。

■この動画の目次
0:00 お千絵様
28:44 旅川周馬
50:34 鏡の裏
1:19:18 悪玉と悪玉
1:34:47 日陰の花
2:07:49 江戸の大火
3:19:08 自来也
4:03:08 見返り柳
4:56:48 変化小路
5:12:25 投げ十手
5:22:50 悲しき友禅
5:41:00 夕雲流真髄
6:07:27 目安箱
6:35:52 悪行善心
7:12:24 大慈大悲閣

#吉川英治 #長編 #朗読 #小説 #鳴門秘帖


■江戸城心中再生リスト
https://www.youtube.com/watch?v=_NcYTgrgS-M&list=PLbLffmEwTDpp7GlP3xlw-4uqFzpF-wcZO

■新編忠臣蔵もよんでおります 
前篇 → https://youtu.be/UGFYWTl7QJc
後篇 → https://youtu.be/DS1Xiq6zzBQ


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