中田英寿 マジでギリギリ アジア最終予選 全試合ハイライト 本当に厳しかった ワールドカップ 1997 フランス 1998 サッカー 日本代表 城彰二 川口能活 三浦知良 岡野雅行 ジョホールバル

2020/08/25 に公開
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ドーハの悲劇から4年。
アジア枠が今より少なく、また実力が拮抗していたこの時代、初のワールドカップ出場をかけたフランスワールドカップ1998のアジア最終予選。

中田英寿や名波浩をはじめ、三浦知良や城彰二、川口能活など豊富なタレントを揃えてもその道のりはとても険しかった。

もしも中田英寿がいなかったら、生まれてなかったら、このタイミングでワールドカップに出場できていなかったと思う。

悪夢の連続で勝ちきれない日本にイライラするサポーター。卵や椅子が飛び交う暴動が起き、選手が乗ったバスを取り囲んだりした。
勝たないといけない試合で続く失点の連続だった。
本当に辛く厳しかった。

韓国、ウズベキスタン、アラブ首長国連邦、カザフスタン、日本が参加した。

三浦知良、城彰二、中山雅史、名波浩、呂比須ワグナー、井原正巳、相馬直樹、川口能活などいいメンバーが揃っていた。

山口素弘の日韓戦の伝説のループシュート、加茂周監督の解任劇など話題の多い予選だった。

終了間際の失点や井原正巳のロングボールからの劇的同点劇、UAEのあからさまな時間稼ぎなど名場面多い最終予選だった。

最後のアジア最強ツートップのダエイやアジジ率いるイラン戦は、中山とカズの同時交代、予選初登場の岡野投入など岡田監督の采配が光った。
岡田武史監督が延長戦前に悩むシーンが印象的だった。

1997年初戦のホームでのウズベキスタン戦で4ゴールを決めたキングカズはその後精彩を欠いた。

国立競技場で行われた韓国戦は山口のループによるスーパーゴールで先制するも、秋田を投入して守りに入った日本に韓国が猛攻をしかけ、逆転された。

アウェイのカザフスタン戦は秋田のゴールで先制するも終了間際のロスタイムに同点ゴールを決められた。

加茂監督が更迭。岡田監督が途中から指揮をとった。

アウェイのウズベキスタンは終了間際に井原のロングボールがそのままゴールに入るラッキーで何とか同点で終えた。カズの動きが惑わせた。
川口能活は泣きながらプレイしていたという。
試合後に皆泣き崩れたという。

ホームのUAE戦は呂比須ワグナーのスーパーミドルで先制するも同点にされ、その後は執拗な時間稼ぎにあった。2分近く試合中断などあったがロスタイムはほとんど無かった。
この試合の後スタジアムの外でサポーターの暴動が起きた。

敵地での日韓戦は名波と呂比須ワグナーのゴールで勝利した。韓国相手にアウェーでの勝利は歴史的な出来事だった。

ホームカザフスタン戦は頭突きのゴンゴールなどお祭りムードだった。カズは出場停止だった。

最後にプレイオフの第3代表決定戦のイラン戦でシュートを外しまくった最終予選初登場の岡野が延長Vゴールで決めたジョホールバルの歓喜によりフランスワールドカップ出場権を決めた。

この試合は中田英寿がリーダーとなりチームを引っ張った。ベテラン井原や中山に対しても呼び捨てで指示を出すなど統率した。ゴールキーパーとの接触で脳震とうを起こした城彰二に指示を出した。
結局は中田英寿の3アシストだった。

三浦知良は最終予選で初の途中交代を命じられた。岡田武史監督の大担采配が光った。

フリーキックのキッカーは中田と名波と指示があったにも関わらずカズが蹴った事が交代の一因になったと言われている。いずれにせよ、途中出場の城彰二が大活躍したためカズの立場は本大会に向けて危うい状況となった。

最後は感動のフィナーレだった。
岡野のVゴールによるジョホールバルの歓喜。

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